
テーブルウェア出展企業の中からFSPJが独自の視点で今年注目する12社をご紹介致します。特徴や販売アイテムをまとめておりますので、会場巡りの際には是非ブースNOなど参考にチェックして頂き、 来場される皆様には是非お立ち寄り頂ければ幸いです
日本を代表する陶磁器産地から人気の器のご紹介
やま平窯 ~有田焼ブース~

やま平窯 様は、業務用食器で培った確かな技術を基に、驚きと感動を届ける器づくりを続ける有田焼の窯元です。料理が美しく美味しく見え、使うほど盛り付けが楽しくなる器を目指し、日々ものづくりに励んでいます。TWFでは泡シリーズやエッグシェル、菊割ボウルなど人気アイテムに加え、新作も販売予定です。
渓山窯 ~有田焼ブース~

渓山窯 様は、有田町の猿川渓谷で手づくり手描きの技を守り、料理を盛って完成する器づくりを続ける窯元です。くじらや海老、鯛などを柔らかな呉須で描く図柄は一点ごとに表情が異なり、古きよき有田の味わいが息づきます。“渓山窯といえば”のそば猪口をはじめ、染付皿などが人気です。
西海陶器 ~波佐見焼ブース~

西海陶器 様は“ヒトとモノの架け橋”を掲げ、波佐見焼の伝統を未来へつなぐ活動に取り組む会社です。元製陶所を活かした創造拠点「西の原」やツーリズム推進にも力を注ぎ、実用性とデザインを重視した器を展開。急須や蓋付き湯のみ、醤油さしなど和食器の良さを産地から発信し、新しい暮らしに寄り添う機能と美しさを追求しています。
FSPJが今年注目したブースをご紹介
1.SAN& ブースNO.S-3

SAN&(サンド) 様は、130年以上プロ向け洋食器を手がけてきた新潟のメーカーから生まれた、ご家庭向けテーブルウェアブランドです。今回ご紹介する折敷は、表裏で雰囲気を切り替えられるリバーシブル仕様で、SAN&らしい和モダン×グラデーションの色合いが魅力です。
また、和モダンのティーポット「透–tou–」はコーディネーターの間で特に支持を集めています。
2.輪島塗 田谷漆器店 ブースNo.2

輪島塗 田谷漆器店 様は、江戸時代から寺社仏閣や旅館の漆器を手がけてきた老舗で、現在は国宝・重要文化財の修復にも携わる確かな技術を持つ輪島塗の工房です。
輪島塗ならではの上質な艶と、高い耐久性、縁起物を金であしらう伝統意匠が美しく、TWFではお正月にも映える「八角重箱」をはじめ、「箸 所作」や「汁椀」など端正なフォルムの品々が揃います。
3.伊万里鍋島焼窯元 青山窯 ブースNo.38

伊万里・鍋島焼を代表する福岡大五窯・青山窯・大秀窯・巒山窯の4社が出展します。
その中で青山窯 様(since 1883)は、伝統を受け継ぎながら独自の造形美を磨いてきた窯元です。
花器「―種―(青山窯)」をはじめ、端正なフォルムと現代的な表現が響き合う作品が揃います。
4.奥田 章 / TSUBO-BUN ブースNo.59

滋賀・信楽の窯元として1862年から続く文五郎窯は、奥田 章 / TSUBO-BUN 様へとブランド名を変更されました。伝統を受け継ぎながらモダンな器を生み出し、人気の十草シリーズのほか、今年は黒南蛮の注器や金彩の中国茶器など、和洋どちらの食卓にも映える作品を販売される予定です。
5.メゾン エ クレアシオン ブースNo.60

メゾンエクラシオン 様は、フランスのエスプリが香る“フレンチモダン”をテーマに、欧州各地から厳選したテーブルウエアやインテリア雑貨を紹介するブランドです。質感の良いリネンや職人の器など、日常に美しさを添える“Art de Vivre”をご体感ください。TWFでは人気の玉グラスをはじめ、リモージュ食器CARBONEやカトラリーエリゼなど、世界観を感じるアイテムを販売予定です
6.武雄焼窯元 宝寿窯(Bunga Yamamoto) ブースNo.69

宝珠窯 様は、有田・伊万里を代表する肥前地区にて磁器と陶器の両方を手がける窯元です。自然界の文様や質感をデザインに取り入れ、岩の表情を写したマーブル鉢や珈琲碗、流木を思わせるCera Woodなど独自の造形が魅力。電子レンジや食洗機にも対応し、現代の食卓にも心地よく寄り添います。
7.土本製陶所 ブースNo.71

土本製陶所 様は、三重県四日市市に工房を構える萬古焼の窯元です。ピッチャーやプレートに見られる丸みのあるラウンドフォルムと、さび色をはじめとした味わい深い色合いが織りなす“世界観ある”器が魅力。TWFでは蓋つきマグカップやシェルボウルなど、暮らしになじむアイテムをお選びいただけます。
サスティナブルな取り組みを行う新素材ブランド
asanoha ブースNo.C-4 (前期のみ)

asanoha(アサノハ)様は、日本の伝統を現代に届けたいという思いから生まれた紙の器ブランドです。麻の葉模様に込められた願いや美意識をデザインに宿し、原料の一部に環境負荷の少ない麻を使用。ホテルやケータリングなど“おもてなし”の場にも選ばれています。TWFでは菱鉢、猪口、六角皿・六角鉢に加え、台座も美しい佇まいでご覧いただけます。
株式会社TSA ブースNo.C-2 (後期のみ)

TSA 様は、環境負荷低減をテーマにした新素材に山中塗を施して生まれた山中漆器です。植物由来成分を主原料に、非食米を約30%含む器に伝統技法を重ね、現代的な漆器に。“彩AYA”は内側にエコ素材、外側に色を添えたライン。“十米十色”はお米由来のRiZASTの軽くて割れにくい食器で、POPなカラーが特長。TWFでは人気色を販売します。
ー まとめ ー
いかがでしたでしょうか。
今回は「どのブースを見れば良い?」「今年の注目は?」という方に向けて、FSPJが注目した12社をご紹介しました。
いつも訪れているブースでも、ブランドの背景や作り手のこだわり、今年の見どころを知ることで、きっと違った魅力が見えてくるはずです。
1週間続く“器の祭典”を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください

FSPJ認定コーディネーター
杉崎 裕美(YUMI)




