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2025.06.23

壁装材トップ企業からスペースクリエーション企業へ〜サンゲツ〜

株式会社サンゲツの原点は、1849年に創業された表具店「山月堂」に始まります。

壁紙、床材、カーテン、椅子生地と徐々に取り扱い商品を広げ、今や、インテリアからエクステリアまで、そして、住宅から商業空間まであらゆる室内空間を快適な空間を創造する、インテリア業界のトップシェア企業です。

そして、サンゲツグループは今、「スペースクリエーション企業」として新たな歩みを進めています。

今回は、数ある取り扱いアイテムの中から壁紙にスポットを当ててご紹介します。

新リザーブ〜コンセプトは「住まいを彩る、壁紙の絶対的スタンダード」

日本の業界で初めて壁紙見本帳を作ったのはサンゲツ。1963年に初登場した当時は天然素材でしたが、その後、使いやすい点で画期的な塩ビクロス(塩化ビニル樹脂を主原料とした壁紙)が登場し、見本帳「リザーブ」は今から45年前に生まれました。

その「リザーブ」が昨年新たに編集されて、より一層おしゃれで機能的になりました。今注目の見本帳をご紹介します。

新リザーブは、施工性・デザイン性・機能性を重視したとのこと。

また、今どういったテイストの壁紙が人気であるかSNSのキーワードを研究されたそうです。まずはその特徴をご紹介いたします。

 

◆リフォームも安心な施工性

リフォームで壁紙を貼り替える場合、古い壁紙を剥がすと下地に凹凸が残って仕上がりが気になることがあります。リザーブの壁紙は全て「準不燃壁紙」という厚みがあるために仕上がりに凹凸が響きにくくなっています。また、リフォームおすすめ品も全体の45%あり、選ぶ楽しさがあります。

◆どんなお部屋にも合うデザイン性

日本で人気の無地調の他、英国調や北欧調のデザインのバリエーションが増えました。アクセントクロスに取り入れ、個性的で楽しいダイニング空間を演出することもできます。

 

◆人気のシリーズ

前回の見本帳でも人気があった国立科学博物館とのコラボレーション壁紙「DAY AND NIGHT SCIENCE MUSEUM」シリーズは、今回はさらにバリエーションが増えています。

食空間の壁紙の選び方のポイントとトレンドの傾向

次に、家族や知人と食事をしたりゆっくりとくつろぐ場である、リビングダイニングを素敵にするためのポイントとトレンドの傾向についてご紹介いたします。

 

◆ポイント1 カラー

個室と違い、家族の好みの色を選ぶと心地よい空間となり、、おだやかな低彩度のアースカラーやくすんだニュアンスカラーにすると落ち着いた空間となります。 建具や床材との調和を考えるとまとまった印象になります。

はっきりした色や柄を入れたい場合は、部屋の一部に差し色としてアクセントクロスとして使うとスタイリッシュです。

◆ポイント2 機能性

○フィルム汚れ防止壁紙バリアタイプ

リザーブには表面強度や防汚性などの性能により4種類のフィルム品があり、「水回り」「玄関」「ペットがいる」「子供部屋」などのスペースに合う壁紙を選べます。

キッチン周りやお子様のいらっしゃるリビングには「フィルム汚れ防止壁紙バリアタイプ」がおすすめです。         

①汚れをふきとりやすい ②臭いをバリアする ③キズや剥がれに強い などのうれしい機能があり、無地調やタイルなど、色が豊富な点も魅力です。

○ウレタンコート壁紙

キズがつきにくく、汚れを防止する壁紙です。施工性がよいので、広い面積のメイン壁にも向いています。

モダンにも北欧調にも使いやすいカラーの石目調はコーディネートしやすく特におすすめです。

◆トレンド傾向のポイント

ハードな質感のモルタル町のクールな印象の壁紙に、天井にナチュラルオークの木目柄の壁紙を合わせて居心地のよいリビング

開発部でリサーチされたという「SNSで人気のキーワード」を伺いましたの、ベスト4をご紹介します。

 

1位 北欧 

一口に北欧といっても、花や植物などのナチュラルテイストからモダンテイストと幅が広がっています。 

フィンレイソン 「小さな植物」という意味のタイミ。1961年のデザインです。

 

2位 レンガ・タイル

今はナチュラルなインテリアが主流なので、はっきりした柄ではなく、エンボスで表現されたブロック柄や立体的で陰影が感じられるものや、よく見るとスレートのようなものが人気があるようです。

すっきりとした横長タイル柄

 

3位 黒板

SNSで人気ですが、サンゲツの黒板クロスは不燃品のため、「FINE」見本帳にあります。

 

4位 木目・ウッド 

住宅で天井などに木目を入れることが増えてきています。幅広いカラーや木目の壁紙を取りそろえています。

「透明感の美しいマーブル柄の床に際立つヘリンボーンの壁紙が印象的な空間」対照的なイメージを掛け合わせたワンランク上のコーディネート.

 

※その他のトレンド 

コンクリート・ストーン、インダストリアルなインテリア

 

また、SOHOスタイルのインテリアにはビンテージ感のある壁紙も人気で、

「錆」をモチーフとしたデザインは、特殊加工で立体感とツヤ感を繊細に表現しています。

 

 

◆みんなの#マイサンゲツ 

サンゲツ様のホームページでは、サンゲツ商品を素敵に取り入れているinstagramからピックアップされた投稿が紹介されています。

 

投稿は常に新しく更新されており、画像をクリックすると商品情報も見ることができるので、ご自身のインテリアのイメージ作りの参考にしたい方にも必見です。

スタイリッシュな空間に注目の壁装材

ホテルライクなインテリアが依然として人気がありますが、ラグジュアリーな空間には壁装材にはこだわりたいものです。

 

【隈研吾氏のシリーズ カゲトヒカリ】

 木材など天然素材を追求している隈研吾氏とサンゲツが共同開発した内装材のシリーズです。

 日本文化の伝統にある陰影の美しさを、麻や楮などの天然繊維と機能性に優れた合成繊維を組合せて、

 傑出した技術で実現しました。

【P&Wコレクション】

 天然繊維を用いた壁紙のグローバルブランドです。コルク・ラフィア・サイザル・シルクなどの豊かなテクスチャーがモダンな空間のアクセントとしても使われ、クリエーターに支持されています。

和食器の金継ぎをモチーフとしたカーテンと素材感ある壁紙はシックな和モダンのリビング空間を演出.

【GARZASガルザス】

 大判のセラミックタイルで主にオフィス・商業空間に使われることが多いですが、住宅にも。

マーブル調、ストーン調、コンクリート調など、スポット使いしてもエレガントでシックな空間となります。 

イタリア語で白い山のネーミング。上品なまだら模様が降り積もった雪のようで表情豊か

 

スペースクリエーション企業として、サンゲツ様がもっとも重要としているのは「人的資本」とのこと。多様な人材が高い意欲でつながる場として、2024年3月に東京日比谷に革新的な新オフィスが開設されました。

「PARCs SangetsuGroup Creative Hub(以下、PARCs)」という名称で、今後、サンゲツグループが空間創造に関して新たな価値をグローバルに展開していくための拠点になるそうです。

グリーンを多く取り入れたラウンジやカフェコーナー、部署同士が横断的・機動的にコミュニケーションをとれる打合せブースなど、「サスティナビリティ」と「ウェルビーイング」を掲げた企業にふさわしい、社員の皆様のアイデアにあふれた活気ある新しいオフィスでした。

日経ニューオフィス賞を受賞したこのオフィスから生み出される、今後の発信に大きく期待が寄せられています。

株式会社サンゲツ
住所:東京都港区港南2-16-4品川グランドセントラルタワー4F(品川ショールーム)
TEL:0570-055-134(ナビダイヤル)
HP:https://www.sangetsu.co.jp/
SNS:Instagram
担当コーディネーター

FSPJ認定コーディネーター
白川 えり子(ERIKO SHIRAKAWA)

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