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2025.11.21

Tableware Festival 2025 NAVI ~来場前チェックガイド~

テーブルウェアフェスティバル2025の会場構成や展示の魅力をわかりやすく伝える回り方ガイドです。
主要ブースの特色や巡り方のコツ、押さえるべきポイントまで、初来場者もベテラン来場者も効率よく回れるようにご案内しています。

1. スムーズに楽しむための入場

1-1.まずは“迷わないための行き方ガイド”

2025年のテーブルウェアフェスティバルは、11月27日㈭~12月3日㈬に東京ドームシティ内の「プリズムホール」で開催されます。
会期中は一方通行で、入場は東口、退出は西口なのを押さえておきましょう。
当日券も会場外の専用ブースで購入できますが、事前の前売券の方が安く入場できます。
前売り券1600円、当日券1800円、アフター3チケット1200円(15時以降入場可能)

購入した荷物やコートなどを一旦預けたい場合は一時退場手続きをする必要があります。
プリズムホール西口出口を出たら目の前が後楽園ホールビルです。
その1Fエレベーター前が1番近いコインロッカーです。

1-2.入場後の楽しみ方 “買い物派”と“スタイリング派”で変わる回り方

プリズムホール東口から入場すると、いよいよテーブルウェアフェスティバルの世界が広がります。
皆さまは毎年どのように楽しんでいらっしゃいますか?
「お買い物を楽しみたい方」と「コーディネート好きな方」では、実は“最適な回り方”が異なります。

 

■お買い物メインの楽しみ方
テーブルウェアフェスティバルは、これまで“業務用の器”を扱う専門性の高いブースも多く出展し、一般のお店では購入できない商品が並ぶことでも知られてきました。
プロ向け価格で非常にお得に買えるブース、アウトレット価格の器を提供しているブース、さらには会場で見つけた作品をその場でオーダーできる受注生産のブースなど、「ここでしか買えない魅力」が満載です。こうした特別価格品などは、どうしても早い者勝ちになってしまいます。

 

そのため、買い物目的で来場される方は、入場後すぐにお目当てのブースへ直行するケースが多く、時間勝負の様相になります。
まずはお買い物、その後一時退場して荷物やコートをコインロッカーに入れて身軽になってから、会場のコーディネートを楽しむ、常連様も多く見かけます。

 

■スタイリング・トレンドを楽しむ方の回り方
一方で、
・今のテーブルコーディネートのトレンドを知りたい
・新しい器の使い方のヒントを得たい
・コーディネート全体からアイデアを吸収したい
という“学び目的”の方は、買い物派とは異なる視点で会場を楽しむことができます。

 

会場には、最新のテーブルスタイリング事例や、ブランドごとの世界観が感じられる展示が多数あり、器だけでなく「見せ方」「合わせ方」を学べるのが魅力です。
・たくさんあるブースのどこを回ったら良いの?
・定番ブースだけでなく、新たな視点で回ってみたい
そんな皆様のリクエストにお答えし、2025年はFSPJツアーガイドをなんと参加費無料で実施いたします。
文末に詳細記載していますので、興味のある方はご覧ください。

 

この後のパートでは、スタイリング派の方におすすめしたい「効率的な見方」や
「注目すべきゾーン」についてさらに詳しくご紹介します。

2. 特集企画の見どころと、産地別展示で“日本の器の今”を知る

2-1.特集企画Ⅰ海外トレンドを“日本より早く”知ることができる場所

特集企画を担当される先生方は、毎年海外現地を訪れ、街並みやショーウィンドウを観察しながら、その年のトップトレンドとなる色やアイテムを直接キャッチされているそうです。

 

特集企画Ⅰでは、エルキューイ・レイノー様をはじめとして一流の器に加え、その“最新海外トレンド”が反映された色使いが随所に取り入れられたコーディネートが見どころです。

日本ではまだ見慣れない色合わせでも、「これから国内で流行していく色」として非常に参考になることが多く、学びの大きい展示です。

 

ただ眺めるだけではなく、
・なぜこの色が使われているのか
・どんなトーンが今後主流になりそうか
・アクセントカラーの入り方
といった視点で見ると、テーブルスタイリングの理解が一段深まります。

 

特集企画Ⅰは、洗練された上質の器を鑑賞するに加えて、「これからの日本のトレンドを予測できるヒントが詰まったゾーン」として、ぜひ丁寧にご覧いただきたいエリアです。

2-2.特集企画Ⅱ|開窯350年「鍋島焼の格式」を現代のテーブルで楽しむ

つぎに特集企画Ⅱ「開窯350年 鍋島焼の格式」をテーマとした鍋島焼の展示エリアです。
ここでは、青山窯様をはじめ、鍋島焼を代表する窯元の器が並びます。

 

■伝統 × 現代をどう融合させるか
鍋島焼は、格式と精緻さを極めた伝統工芸ですが、近年では“現代の暮らしに合うデザイン”へと進化しています。
・伝統的な絵付けがどのようにモダンテーブルに取り入れられるか
・鍋島焼のフォルムや色が現代的にどうアレンジされているか
といった視点で鑑賞することができます。

 

伝統を守りながらも現代の生活に寄り添うデザイン性が高く、テーブルコーディネートに取り入れる際のヒントが豊富です。
ぜひ、この機会にじっくりとご覧いただきたい特集展示です。

2-3.「テーブルウェア大賞・食空間コーディネートコンテスト」

多くの来場者が毎年楽しみにしている「テーブルウェア大賞・食空間コーディネートコンテスト」
ここでは、実際の暮らしの中で取り入れやすい“等身大のテーブルコーディネート”を見ることができるのが大きな魅力です。

 

■年々レベルが上がる、実力者たちのリアルなコーディネート
参加者のレベルは年々向上しており、どの作品も完成度が高く、器の組み合わせやカラーコーディネート、演出まで、見応え十分。

ディスプレイや背景への配慮など、細部まで考え抜かれた作品ばかりです。

 

■料理を盛り付ける“実際のイメージ”までわかる展示
作品には、

・コーディネートに合わせたメニュー構成
・コンセプト
などがまとめられたボードが添えられています。それを確認した上で作品を見ると、
「どの器を主にコーディネートを展開したのか?」
「この器に料理をのせると、こんな雰囲気になる」
など具体的なイメージがつかめ、日常のスタイリングにも非常に参考になります。

 

なお、FSPJ ACADEMYを運営する~食空間プロジェクト株式会社(FSPJ)では2012~2023年の11年間で68作品入賞&展示しているのが特徴です。
添付画像は昨年大賞を受賞されたテーブルです。

2-4.日本の器を訪ねて|産地ごとの焼き物を一度に学べる貴重なゾーン

さて、会場内では「日本の器を訪ねて」と題した、全国の産地別に焼き物を紹介するブースが並びます。
ここには日本を代表する焼き物の産地が並び、特色ある人気の器が一堂に集合。
各産地の組合がブースを構え、その中で複数の窯元が展示を行う形式です。

 

■焼き物の違いを知る“入口”として最適です、例えば、
・有田焼ってどんな特徴?
・波佐見焼はどんな雰囲気?
・美濃焼・多治見焼の魅力は?
といった疑問を、実物を見ながら比較できるのがこのエリアの魅力。
焼き物の雰囲気や質感、絵付けのスタイルなどを産地ごとに体感でき、さらには、作り手の方とお話をする貴重な機会でもあります。
テーブルコーディネートを学ぶ方にとって非常に有益な学びの場になります。

 

■有田焼では人気の「やま平窯」さんも展示
特に有田焼コーナーの中には人気窯元である、やま平窯様の作品も展示されています。
やま平窯さんならではの独特の質感や、繊細な白磁の表情を実際に見ることができる貴重な機会です。

器そのものの美しさはもちろん、産地ごとの違いを知ることで、自分のコーディネートに取り入れたい器の方向性も見えてきます。
ぜひ、この「日本の器を訪ねて」エリアでも、じっくり美しい器をお楽しみください。

 

■“作り手と直接話せる”貴重な機会
時間帯によりますが、多くの場合は実際の作り手さんがブースに滞在しています。
焼き物の背景や制作秘話、こだわりなどを直接伺えることは、普段の生活ではまず得られない経験です。

 

■“業務用のみ”の窯元から直接購入できるレアチャンス
中には普段「業務用販売のみ」で一般購入ができない窯元もありテーブルウェアフェスティバルは数少ない“直接購入できる機会”です。

気になる器がある方は、ぜひしっかりチェックしてみてください。

 

■「日本の器を訪ねて」以外にも窯元が集まるブースがある
さらに、このカテゴリーとは別に、ブース38番のように青山窯 様をはじめ、鍋島焼窯元がまとまって出展しているブースもあります。

こうした“窯元集結型”ブースも見応えがあり、器の世界をより深く理解できるポイントになりますので、ぜひ併せてご覧ください。

3. おすすめスポットと購入の注意点

3-1.特集企画Ⅲ “ちょっと休憩”にぴったりな、甘いひとときを楽しむスポット

会場をまわって少し疲れた時におすすめなのが、特集企画Ⅲ の甘いお楽しみコーナーです。
ここでは、鍋島焼の器 に盛りつけられた 「能登のジェラート」 を、さらに 輪島塗のスプーン でいただくという、贅沢で特別な体験ができます。

 

器の質感や口当たりを実際に感じながら味わえるため、「使ってみるとこんな雰囲気なんだ」という発見にもつながります。
ジェラートでほっと一息つきながら、器の話をしたり、購入の計画を見直したりするのにも最適。
元気をチャージしてから、また会場を楽しくまわることができます。

3-2.購入時のこぼれ話|“お買い上げカードの色”の意味を知らないと後悔するかも?

最後に、会場で器を購入する際にとても役立つ“知っておきたいポイント”をご紹介します。
フェスティバルの会場では、欲しい器の近くに小さな商品カード(値段・バーコード入り)が置かれていることがよくあります。

 

購入の流れ:
①欲しい器のお買い上げカードを必要枚数だけ取る
②レジにそのカードを持っていき、清算&購入
③スタッフが倉庫(または棚)から実物を出して梱包、受け渡し
特に特集コーナーや、複数の窯元が合同で出展している産地ブースで多く見られる方式です。

 

■お買い上げカードの色で持ち帰り可否が決まる
商品カードには 青カード赤カードもしくは緑のシール と 赤のシール の2種類があります。
*青カードもしくは緑のシール
 → その場で持ち帰れる在庫がある という印 ほしい数量をそのまま持ち帰り可能。
*赤カードもしくは赤のシール
 → 購入はできるが、会場に在庫がない という印 後日窯元から自宅へ直送。購入合計金額次第では、送料が別途必要 。

 

せっかくお得に購入できる器でも、「送料が追加でかかってしまう」「持ち帰りたいのに、その場に在庫がなくて残念」というケースもあるのです。
必要数量分の緑カードが残っているかを確認しておくと、後の後悔を避けられます。

 

小さなシールの色の違いですが、送料がかかるか・その場で持ち帰れるか?が大きく変わる重要ポイント。

これを知っておくだけで、会場での購入満足度はぐっと上がります。

3-3.まとめ 年に一度の“リアルに触れる”貴重な体験をぜひ楽しんで

これまでご紹介してきたように、テーブルウェアフェスティバル2025は、以前の東京ドーム時代よりブース数がやや少なくなった分、「コンパクトに回れて、より集中して楽しめる」という声も聞かれます。

 

テーブルウェアやコーディネートの世界を、年に一度、ぎゅっと凝縮された形で体験できる特別な場であり、最新の情報や実際のスタイリングを一度に見られる機会はなかなかありません。
そして何より、“手に取って質感を感じられる”というリアルな体験は、ネット社会が進む今だからこそ、より価値のあるものになっています。

 

日本各地の産地の器、海外ブランドの最新トレンド、作り手の想い――それらを一つの会場で体験できるのは、このフェスティバルならではの醍醐味です。
ぜひ会場に足を運んで、テーブルウェアの世界の奥深さと楽しさを存分に味わっていただけたら嬉しく思います。

4. コーディネーターと巡る「FSPJ ガイドツアー」(参加費無料)

回り方ガイドをご覧になり、興味を持って頂けたらぜひ一緒に展示を回りませんか?
FSPJガイドツアーを無料で実施いたします。

ツアー中、デモも予定しております。実際に使うイメージが膨らむのではないでしょうか。
各日13時30分から60分程度を予定しております。(満席の場合は、別枠あり)
お申込みは下記URLの日程アンケートにご記入ください。

担当コーディネーター

FSPJ認定コーディネーター
杉崎 裕美(YUMI)

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