
ナショナルインテリアは、輸入ファブリックエディターの先駆者として、40年以上に亘って海外から厳選したファブリックを取り扱っていらっしゃいます。特に、ドイツのインテリアトップブランドJAB社とのパートナーシップは2024年で40周年を迎え、昨年11月に記念パーティーが東京・銀座の「BVLGARI銀座タワー」にて華やかに開催されました。今回は、長年に亘るJABブランドの人気の秘密を紐解いてみましょう。
インテリアをトータルで叶えるドイツ屈指のブランド

ナショナルインテリアが総代理店である、ドイツのインテリアトップブランドJABグループは、「THE DESIGN COMPANY」をスローガンにあげています。
ウィンドウトリートメント・ウォールデコレーション・カーペット・家具・アクセサリ小物に至るまで、インテリアをトータルにコーディネートできるヨーロッパのブランドです。

ドイツ北西部の都市で1946年に設立、創業者の名と設立地の頭文字から「JAB」の社名がつけられたとのこと。
世界80カ国に販売拠点を持ち、全てのスタイルを網羅する品揃えの広さもさることながら、その品質のクオリティ、クラフトマンシップへのこだわりが高く評価されています。
例えば、デザインと機能の両面を追求した抗菌ファブリックがあり、防かび・防臭効果に優れています。
機能性生地の中から、代表的なシリーズを二つご紹介いたします。

「Color Protect」はアウトドアシーンに特化したファブリックです。
染色技術を工夫することで高い対光堅牢度(日焼けに強い)や防汚性があり、塩素や海水・カビへの耐性もあります。
コロナ禍以降、アウトドアで食事をするなどしてくつろぐライフスタイルが定着しつつあります。庭やベランダを第二のダイニングやリビングルームのように食の空間として楽しむ、といった近年の生活環境にアップデートした提案が支持されています。

「Fabric Prorect」は様々な汚れを落としやすいという画期的なイージーケアファブリックは、飲み物や食べ物をこぼした時に、ペーパーナイフ等で取り除いたり、水や少量の家庭用石鹸を使って簡単にお手入れが可能で、食空間での使用に最適です。
生活環境がシンプル・スマートになり、快適な生活が実現するということはブランドのコンセプトになっています。
サスティナビリティに取り組むパイオニア企業

環境先進国ドイツに本社を置くJAB社は、2004年から太陽光発電プラントを使用することから始まり、環境に配慮した商品開発にも努めてきました。
・「Eco Protect」リサイクル繊維を50%以上使用したファブリック
耐久性やお手入れに優れているという品質基準を満たすために、
厳選した再生糸のみを使用しています。
・「Nature Protect」有害物質を含まず100%土に還るファブリック
次世代の地球環境を視野に入れて開発されました。
・「climatex」ファブリックの再生は、実は化学繊維と天然繊維を
分離させることが課題です。革新的な技術で可能としました。
他にも人権を守るフェアトレードなど様々な取り組みがされています。
インテリアの楽しさを体感できる「ナショナルインテリア」 ショールーム

ナショナルインテリアのショールームでは、300㎡のゆったりとした空間で、ドイツ「JAB」社を始め、オランダ、アメリカなどのトップブランドのファブリックや、フランスの「HOULES」社のインテリアアクセサリー(タッセルやフリンジ、レールなど)が紹介されています。




ナショナルインテリアの審美眼で厳選されたコレクションは、モダンスタイルからクラシックスタイルまで50,000種以上とのこと。カーペットやタッセルなどの小物まで合わせてコーディネートできます。

イメージ別に作られたシーンでは、洗練された家具と様々なファブリックがスタイリングされており、海外ブランドならではの色や柄の掛け合わせは、テーブルコーディネートのインスピレーションを掻き立ててくれます。
また、アイテムのセレクトから細かなデザイン、お手入れ方法まで経験豊富なスタッフにアドバイスしてもらえるのも特徴です。
ラグジュアリーなインテリアを体感できる、インテリア好きな方必見のショールーム。ぜひ一度、いらしてみてはいかがでしょうか。


FSPJ認定コーディネーター
白川 えり子(ERIKO SHIRAKAWA)