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2022.10.20

テーブルリネンのサステナブルな可能性を追求する
「eterble(エターブル)」

ホテルや結婚式場向けテーブルクロスのレンタル事業を展開している株式会社ワールドサービスは、2022年10月6日にサステナブル・テーブルウェアブランド「eterble(エターブル)」を発表しました。
ファーストコレクションは、あらゆるシーンの贈り物から、ホームパーティや日常使いまで、生活にまつわる空間を美しく整え、人生をより豊かに楽しむための8つのテーブルクロスがラインナップ。
サステナブルなブランドの開発に至る背景秘話、製品の特色、そして今後の展望を「eterble(エターブル)」のクリエイティブディレクター葉山泰子氏にお話し伺いました。

”テーブルクロスからテーブルクロスをつくる”『eterble fabric』

eterbleは、環境へのやさしさと地球への想いある人たちに贈るサステナブルなテーブルウェアブランドです。「テーブルを囲む幸せな時間が、地球の未来を傷つけてはならない。」という想いから、本格的なサステナブル・ライフの実現に向け、デザイン性だけでなく地球への本気の想いをのせたテーブルウェアづくりに取り組んでいます。

ファーストコレクションでは、使えなくなったホテルや結婚式場用のレンタルテーブルクロスを原料に再生したeterble独自開発のオリジナルリサイクル生地「eterble fabric」を使ったテーブルクロスを発表しました。

この十数年ワールドサービスでは、結婚式やパーティーなど特別な時に使われるテーブルクロスはキズや穴があいて使えなくなると本来は焼却処していましたが、新ブランドのeterbleは、製造工程を見直すことを決意し、この廃棄クロスを回収。

これらを原料に再生ポリエステルの製造と循環させることに成功しました。

集められたクロスは色別に分けられてから再生プロセスに入ります。細かく裁断された後は紡績工場で再生糸になり、織り工場では美しい仕上がりのリサイクル生地「eterble fabric」となり、新たなテーブルクロスとして生まれ変わります。

テーブルクロスとして利用された後は、同じサイクルを経て再度リサイクルすることが可能になりました。

今コレクションのシグニチャーモデルの「eterble fabric」を使用した3段タックのテーブルクロス「Elisabeth/エリザベット」は、一見シンプルでありながらそれだけで魅せることができる独立性を追求し、気の利いた女性が想う遊び心とちょっとした特別感を表現しています。

次にeterbleが選んだもう一つのこだわり生地は、厳選されたサステナブルコットンです。
eterbleが選ぶ綿の生地は、生産工程において有害物質不使用の宣言がされているもの、有害な可能性が高い危険地区で生産されていない、並びに不当な児童労働(健康、安全、道徳面含む)がない生地を選定しています。

切り替えしのある「Lisbon/リスボン」のテーブルクロスは、シックで様々なシーンに馴染む印象を持たせながらさりげないブロードの刺繍を施しています。

記念日、友人を招いてのホームパーティや、日常を少し特別な時間にするアイテムになるのではないでしょうか。

気負っていない居心地と見心地のよいテーブルクロスは、使う人のその日の気分でテーブル上に重ねるだけで、普段使っている同じ食器や、いつも読んでいる本までが表情を変えたり、帰り道にみつけて買ったお花を添えたりすると、さらに幸せな気持ちになれたりするアイテムです。

環境に負担の少ない生地づくりと持続可能な取り組み

eterbleは、環境に負担の少ない生地作りを目指しています。
従来の生地づくりの染色工程では大量の水を使用し、環境に負担をかけていましたが、eterbleはこの問題を解決するために、「eterble fabric」の製造工程を全て色別に管理して行いました。

そうすることで、原料となるテーブルクロスの元の色を最大限に活かしたリサイクル生地にすることができます。

 

これにより追加の染色が不要となり、本来染色時に必要になる大量の水を使用する工程を省くと同時に、水質汚染も防げるようになっています。
※詳しい製造工程映像はこちら
https://eterble.party-creation.com/

他業界では、廃棄する原料を集めることに苦戦しているという話を聞きます。
ワールドサービスは、テーブルリネンのレンタルサービスを展開していることから、廃棄の原料を色別で集め、再生の糸や再生の生地に生まれ変わらせることができるのが強みとなっています。

「eterble fabric」の最後まで届けるエシカルな取り組み、製造工程は全てが日本国内の工場で行います。

回収、裁断、紡績、織り、縫製と、全プロセスを国内で完結させるということも、今後の持続可能な取り組みに向けてのeterbleのこだわりのひとつです。

 

特に縫製の部分では、テーブルウェアの縫製職人がつくるテーブルクロスをはじめ、高い縫製技術が必要なものに関してはウェディングドレスをつくるお針子さんたちに依頼して手作業で仕上げます。

さらに、これまでテーブルクロスを作る際に出ていた余り生地についても、コースターやランチョンマットなどの商品にして、上質な「eterble fabric」を最後まで大切な人に届けることで無駄をなくします。

テーブルリネンの可能性、そして今後の展望

eterbleのクリエイティブ・ディレクターは、これまで日本、そしてアメリカにおいて監修・企画、コーディネーターとして、ウェディングの場で数々の女性の夢や希望を叶えてきた葉山氏が着任。

インターナショナルな実績と経験を元に、食卓を彩るテーブルウェアの文化を発案し醸成したい想いがあります。

そこで、葉山氏にどのような方に、どのようなシーンで使っていただきたいか、FSPJ ACADEMY代表の慈道とクロストークをしていただきました。

葉山氏:eterbleを選ぶ人は、自分らしい価値観で毎日を楽しみながら過ごしている人。

ほどよいmix感、辛すぎず甘すぎない 、地味すぎずカジュアルすぎてもダメ、シンプルだけどきれい目に、ちょっぴり贅沢な雰囲気があるものが好きな人。また、ライフステージに合わせて大人のライフスタイルを自分流に楽しむことができる人ではないかと思っています。

 

慈道:そうですね。コロナ禍で、自然と女性の働き方や価値観などが大きく変化しましたね。

以前よりも「おうち時間」が増え、生活空間を美しく整えて日々を丁寧に暮らしたい人が増えていると思います。

 

葉山氏:そうなんです。メールやSNSといったコミュニケーションが主流の今だからこそ、人の心の温度が感じられ、ときにはショートカットせずに少し手間ひまをかけて、自分の思いやテンションを丁寧に伝えられる時間を持ちたい人、または自立している女性がeterbleを選ぶのではないかと思います。

 

慈道:自立している意識の高い女性は、身に着けるもの、食べ物などサステナブルを意識している傾向があります。

そんな女性たちが、大切な人や家族と一緒に過ごす時間に使いたくなるテーブルクロスになりそうですね。

 

葉山氏:ありがとうございます。少し手間ひまをかけて、自分の思いやその時の気持ちを丁寧に伝えられる、そんな毎日をお楽しみいただくアイテムになってほしいと思っています。

「eterble」のファーストコレクションは、ディレクター葉山氏がNY在住中に触れたスペインやポルトガルのアートからインスパイアされ、自立した女性のライフスタイルをイメージして作られ、大西洋に落ちる美しくもなぜか少し物哀しいサンセットの色彩や、その夕陽を浴びた建築物と草花たちの陰影が、クロスの少し褪せた色使いや幾何学模様で表現されたそうです。

ファーストコレクションはeterbleの公式オンラインストアにて販売を開始しています。

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