
食空間ACADEMYでは、業界・プロ向けセミナーとして大好評と反響を頂きました【食空間VMD&Flower WEBセミナー】の『実践編』を、12月に3回に渡り、満席にて開催いたしました。
前半のフラワー実習では、アーティフィシャルフラワーを扱い方の基本から空間に合わせた構成スキル等、セミナー動画でインプットした知識を、実際に手を動かしリアルにアウトプット出来るようになる為の実践講座を全3回のStep UP方式で開催致しました。
◆講座概要:https://www.fspj-academy.com/news/xmasdisplay2021/
①花器バランスに合わせたフラワー&組み方バリエーション

第1回目はフラワーをセレクトする際の基礎知識と高さのある花器に、バランスよくフラワーを飾る実践レッスンを行いました。
トレンド感のあるアーティフィシャルフラワーを使い花器に直接挿していく「投げ入れ」の方法、束ねて花器に飾る方法として直線的に組む「パラレルブーケ」とらせん状に組む「スパイラルブーケ」の複数のパターンを実践して頂きました。

ディスプレイ設営現場の限られた時間の中で、手際よくフラワー演出を行う為には事前の計画と準備が重要なポイントとなり、
また演出空間やイメージに合わせたフラワー演出を行うためには、方法のバリエーションを知り、それらの方法をTPOに合わせて使い分けれるようになる事が大切です。
現場で実際に使用している資材や道具を紹介しながら、皆様にフラワーを扱う際の手法のバリエーションの広がりを実践して頂きました。
②複数&立体構成をマスターするフラワー演出実習

第1回目のレッスンで学んだ、バランスよく1つの花器に飾られたフラワーを、立体感あるディスプレイに展開していく方法を習得して頂きます。
フラワーアレンジのレッスンではなく、セミナー動画でお伝えしている、複数での立体的な構成や食空間のスケール感の中でフラワーを生けるテクニックをリアルに体感いただくことを目的としております。
クロスや花器、小物は生徒様ご自身のイメージする演出を考えてセレクトし、それらを掛け合わせ立体感を増していく方法を実践いただきました。
③商業空間のXmas演出&トータルFlower Display実習

第3回目は、FSPJ ACADEMY パートナー企業 カリモク家具新横浜ショールーム様のリビング・ダイニング空間を使用し「アリタポーセリンラボ様のJAPANシリーズ」の魅力をより感じて頂けるような、クリスマスのトータルフラワーディスプレイを実践して頂きました。

第2回目は「フラワーが主役」のフラワーディスプレイでしたが、第3回目は「器を引き立たせる」為のフラワーディスプレイ実習です。
目的を明確にし、フラワーをどのように演出すれば「器」「商品」を引き立たせ、人々の目にとまるオリジナリティのある効果的なディスプレイとなるのかを事前に考え企画・計画して頂きました。

3回のレッスンでインプットされた知識や技術が存分に発揮され、集大成としての「器」を見せるクリスマスフラワーディスプレイが完成しました。

3回のレッスンを通してお伝えしたディスプレイでのフラワーの役割と演出効果。
フラワーの魅力とパワーを引き出し、よりプロとして目的やイメージに合わせた「伝わる」ディスプレイの演出にお役立ていただけると幸いです。


FSPJ認定コーディネーター
干場 晴美(HARUMI HOSHIBA)
FSPJ ACADEMY ディレクター
大谷和美(KAZUMI OYA)