美しい風景や歴史が多く残るイタリア。
その中でも世界的に有名なトスカーナの自然は壮大で、ユネスコの世界遺産が7か所も存在します。
今回はそんなイタリア、トスカーナ州にある伝統工房と、総代理店「ボッテガ・エッセ」のコラボから生まれたカラフルでポップなカジュアルテーブルウェアをご紹介いたします。
トスカーナ州の工房「SIAL CERAMICA(シアル・チェラーミカ)」
イタリアの中部、シエナ郊外にある人口7,352人程の小さな村、Toritta di Siena(トリッタ・ディ・シエナ)には、トスカーナ陶器の専門工房がいくつかあります。
七宝焼のように絵具を盛りつけて焼成する「リリエーボ焼き」は、「SIAL CERAMICA(シアル・チェラーミカ)」と言う工房で生み出されています。
シルヴィアさん(トップの画像)とそのご両親の家族を中心に村の女性たちによって、トスカーナの陽光溢れる風景をモチーフにした製品が生産されています。
工房では職人の想いや魂が込められるモノづくりが大切にされ、下絵を使って量産することはしません。
生産性よりも、手加工による丁寧で確実なクラフトワークに重点が置かれています。
手加工や手作業でしか表現できない『味』のある商品を日々生み出し、過去にない新しい価値、量産ではないすべて1点ものの価値を実現させています。
食器類の他、フラワーポットや飾り絵皿など、数あるデザインは型紙を使用することは一切なく、
全てフリーハンドで描かれているため、図面はどれも異なり、一つとして同じものはありません。
イタリアでも珍しい『リリエーボ陶器』
リリエーボ陶器の特徴は、何と言っても色とりどりの華やかなカラフル色彩と、浮彫のような立体的な絵付にあります。
絵具の層が厚く、深く澄んだ色彩効果を利用した画風が魅力です。
同じモチーフでも少しずつ絵柄が異なります。
陶器は磁器に比べて柔らかいというう意味だと拝察しますが、イタリア南部地方の陶器に比べて、割れたり欠けたりしにくいのが、リリエーボ陶器の大きな特徴の一つです。
なお、常設店舗での販売はしておらず、全国有名百貨店のイタリア展やその他の催事でのみ販売を行っています。
ネットショップも開いていますが、やはり目で見て、手に取ってお選びいただきたい商品です。
(※公開している催事スケジュールをご覧いただくか、あるいはメール、お電話にてお問合せ可)
「CASA(家)」と「TAVOLA(食卓)」シリーズ
家族や大切な人たちと囲む食卓に描き手の人柄とあたたかさを感じることができるイタリアの田園風景を描いたコレクション。
美しい濃淡で彩色されたモチーフは現在の主流製品の1つです。
シエナ郊外に広がる世界遺産のオルチャ渓谷は、麦畑と糸杉が連なる広大な丘陵地帯です。
そんな絵画のように美しいトスカーナの絶景が、赤い屋根や糸杉、そして太陽などカラフルでポップに描かれています。
食器としてだけではなく、アートとして空間に飾るのもおすすめで、SialCの特徴でもある釉薬の強い輝きが、より一層際立つシリーズです。
どれも温かみがあり、カジュアルテーブルウェアにふさわしく電子レンジの使用も可能で、
毎日の食卓で気軽に使用することができるのも魅力の一つです。
イタリアの工房から生まれた伝統的で珍しいオリジナリティー溢れるデザインは、食卓をカラフルに楽しく彩る唯一無二なコレクションとなっています。
こだわりの「リリエーボ・テーブルウェア」、ぜひ皆さんも、お気に入りの1点を見つけてみてはいかがでしょうか。
※商品画像提供・取材協力:イタリア工房 ボッテガ・エッセ様
HPサイト:https://www.bottega-esse.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/bottegaesse/
FSPJ認定講師・コーディネーター
MIYAKO(BENI)