食空間業界を牽引するパートナー企業様のトップにFSPJ ACADEMYプロデューサーの慈道がインタビューさせて頂く対談企画がスタート。
第一弾は創業122年、東京で最も歴史あるガラスメーカーである、廣田硝子株式会社 廣田達朗社長に、大正時代からのデザインや製法を受け継ぐ、和ガラスの魅力についてお伺いしてまいりました。
空間全体で和ガラスを楽しめる
「すみだ和ガラス館」
前編では、「すみだ和ガラス館」、そして来春オープン予定の「和ガラス資料館」について、ご紹介しています。
「すみだ和ガラス館」は、東京都墨田区の地場産業である、「ガラス」を知ってもらうきっかけとして、2017年に開館しました。
自社で制作されたガラス器の販売するのみならず、照明や建材にまで和ガラスを用い、空間全体で和ガラスを楽しめる、ギャラリーのようなショップのご紹介しています。
こちらは、廣田硝子の看板商品の一つである、『ガラス製スナ式ドケイ』。
木枠を用いることなく、ガラスの美しさをダイレクトに感じられます。
その製法や製品誕生のエピソードについてもお話しいただきました。
日本におけるガラス産業の歴史に触れる「和ガラス資料館」
来春正式にオープン予定の「和ガラス資料館」についても、いち早くその雰囲気をレポしております。
大正時代から使われてきた、ガラスを作るための金型をはじめ、これまでに作られてきたガラス器の数々を一度に見ることができます。
和ガラスの歴史を知ることができる博物館として、未来に伝えていくために残していくという使命を持って、オープンに向けて準備されているそうです。
テーブルウェアだけでなく、大正時代に作られたユニークな道具の数々などもご紹介いただき、その時代背景にまで迫りました。
現代の日常にも調和する和ガラスの魅力
後編では、「和ガラスの魅力」について、廣田社長にインタビューさせていただいた様子をご紹介しています。
大正時代全盛期を迎えたガラス産業が、どのように現代まで受け継がれたてきたのか、モダンなデザインで人気の高い「大正浪漫」の器、というフィルターを通して、お伺いしました。
2019年に「German Design Award」で受賞作品となった、「Karai(花蕾)」。
受賞のきっかけとなったエピソードに加えて、そのデザインのコンセプトや製法のこだわりをお聞きしました。
そして、廣田社長が大切にされている、先人から受け継ぐ思いや、これからの使命をお伺いすることができ、今後和ガラスが、より日常の食卓へ広がっていくイメージを皆様にもお届けできたらと思います。
FSPJ ACADEMYプロデューサー
慈道 美奈子(MINAKO JIDO)