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2021.12.09

北欧モダンの食空間③
~フィンランドのインテリア雑貨~

長く寒い冬が続く北欧の国の人々は、家の中で過ごす時間を豊かなものにするためインテリアをとても大事にしています。

今回はフィンランドで生まれた美しいガラスのインテリア雑貨をご紹介します。

◆長い冬を心豊かに過ごすために

Kivi Copyright scope Co.,Ltd

北欧の国フィンランドは国土の3分の1が北極圏にあるため冬は長く(11月~3月)寒い時期が続きます。

また極夜という12月~1月に訪れる特に寒い時期は、午後3時には暗くなり、午後9時頃にうっすら明るくなる日々です。

 

外が暗く寒いため、フィンランドの人々は、家の中を明るく暖かい空間にしたい、家でこそ心豊かに過ごしたいと思っているようです。

そのような暮らしの中でインテリア雑貨の名品が多く生み出され、世界中の人々に愛されるようになりました。

◆姿も音も美しいガラス・オブジェの名品

アテネの朝  Copyright scope Co.,Ltd

アテネの朝(Ateenan aamu)は、フィンランドのテーブルウェアのスタンダードな名品ティーマを生み出したKaj Franck(カイ・フランク)がデザインしたガラスのオブジェです。
カイ・フランクがギリシャを訪れた際にインスピレーションを得て製作しました。

 

名前の由来は、「ギリシャの教会の鐘」ですが、実際に部屋に吊り下げるとその理由がわかります。

風が吹いてガラスが触れたときの音が本当に美しく、金属の鐘のような、澄んだ音が鳴るのです。

3本セットになっていて、3本とも丸いふくらみの位置が異なりますが、この位置が絶妙で天井から下げるときに同じ位置にしても、上下にずらしても美しく見える用にデザインされております。写真のように、たくさん揃えて吊るすのもおすすめです。

 

窓辺に飾ると太陽の光を受けて美しく輝きますし、照明が当たる位置に取り付けたときに部屋の中にできる影もおうち時間を豊かにしてくれます。

◆キャンドルの灯と過ごす穏やかな時間

Kivi  Copyright scope Co.,Ltd

フィンランドは1人あたりのキャンドル消費量が世界一の国といわれています。
昼間から薄暗い冬の日は一日中キャンドルを灯して過ごしますし、長い夜には家族や友人たちとキャンドルの灯を囲んでディナーや会話を楽しみます。

Kivi(キビ)は厚いガラスで作られたキャンドルホルダーです。カラーバリエーションが多く、置くときの配色を考えるのも楽しみの1つになります。

色を変えながら長く作られており、つい集めたくなるアイテムでもあり、世界中にコレクターが存在します。
ティーライトキャンドルを入れて火をつけたときのガラスの色の変化や厚みから生まれる揺らぎはとても美しく見飽きません。

テーブルコーディネートの差し色として置いてもよいですね。

また、日中には火を入れずにただ窓辺に並べて置いておくだけでも太陽の光が当たったガラスの美しさを味わうことができます。

Kivi  Copyright scope Co.,Ltd

おうち時間が長くなった今、家の中に自分好みの素敵なインテリア雑貨を飾ることで、寒い冬の日も暖かい気持ちで過ごせそうですね。

この他にも北欧のインテリア雑貨の名品と言われる作品は数多くあります。もしお好きなデザインを見つけたら、ぜひ取り入れてみてください。

きっと日々の生活をより彩り豊かなものにする存在になってくれると思います。

Column担当

FSPJ認定コーディネーター
AYAKO

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