食空間ACADEMYプロデューサーの慈道美奈子です。
FSPJ(食空間プロジェクト)では、企業や商品のイメージブランディングなどをしておりますが、今回はイメージを一貫させるビジュアル戦略についてお伝えしたいと思います。
ビジュアルを絞り込む必要性
自社のイメージや、商品やブランドのイメージを打ち出す時に、どんなビジュアルで打ち出すかは非常に重要なファーストアクションかと思います。
個人の方でも、ご自身のブランディングイメージを外に向けて配信するときは、悩まれる方も多い事と思います。
そんな時、自社(自身)はこんな事も出来るし、あんな魅力も伝わっていければ・・と、ついつい欲張りな視点が出てしまうものです。
食空間事業においては、コーディネートやスタイリング&ディスプレイ等、様々なカラー&スタイリングが出来ることが売りな方も多い為、そのバリエーションをみせようと思う人も非常に多いのではないでしょうか。
そこで、大切なのは「絞り込み」、つまりファーストのイメージを一本化させる事であり、逆を返すと「そぎ落とし」が必要ということになります。
絞り込むという事は、見せたいイメージがシンプルに洗練されてくる作業でもあり、重要なプロセスになるのです。
時間軸にのせたイメージ戦略
ファーストの絞り込みが出来た「ビジュアル」は次の段階で、どのくらいの時間軸にのせて定着させていくかという事も大切になってくると思います。
これはどういった媒体で何を出すのかにもよるかと思いますが、定着しないうちにコロコロとイメージを変えてしまうものは、魅力が半減してしまいます。
一方で、ある一定の時間軸を過ぎても同じビジュアルのままでいると、それは見る側からすると「飽き」にも繋がってしまいます。
では、適正な時間軸がどれくらいなのか、ということは一概には言えませんが、大切なのは絞り込んだビジュアルに「軸」を持たせた上で、「幅」を持たせるという事です。
もう少しわかりやすく言うならば、メインビジュアルを軸にして、そこから展開するイメージの枝葉を自社(自身)のブランディングイメージとして、時間の経過とともに計画していく事が非常に効果的かと思います。
そのためには、客観視が非常に大切になる事と思いますが、常に自社の事業やサービスを「顧客目線」で見ることができる『俯瞰力』を養っていきたいものですよね。
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